疲れの原因とは
疲労の原因は 脳の神経細胞にダメージが蓄積されるためであることが最近の研究で判ってきました。
以前、運動することで筋肉に乳酸が溜まり疲れるといった「乳酸原因説」は、今では否定され乳酸は筋肉の活動を促進される有用な成分と考えらるようになりました。
「すべての身体の疲労は脳の疲労が原因」と唱える大阪市立大学大学院医学部 疲労医学講座特任教授梶本修身氏によりエビデンス(医学的根拠・証明)が発表されました。
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なぜ、男性より女性が疲れるのか?
脳・神経が疲れる要因は仕事や環境などの外部からのストレスもありますが、男性と違い 女性には生理、妊娠、出産、産前産後などといった急激に変化するライフステージが多く、特に月に一回訪れる生理の前後はホルモンバランスもくずれ、健康な女性でも70%の方が、何らかの形で体調をくずし悩まれていると言われています。。
脳の視床下部と下垂体からの指令を受けて卵巣は女性ホルモンと言われるエストロゲンとプロゲステロンの二つのホルモンを分泌します。この二つのホルモンがバランスよく働くことで正常な生理が保たれています。 視床下部は「情動の脳」と言われ感情をコントロールするため、ストレスなどの影響を受けやすく機能低下につながります。 生理の時期、精神的に不安定になるのもそれが原因と言われています。 |
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Q. あなたが生理の悩みでつらいのはどんな症状ですか? | |||
1位 | 「腹痛」65.7% | 6位 | 「過食」19.6% |
2位 | 「イライラする」45.5% | 7位 | 「集中力低下」16.8% |
3位 | 「だるさ」32.2% | 8位 | 「不安になる」15.4% |
4位 | 「頭痛」25.2% | 9位 | 「無気力になる」14.0% |
5位 | 「感情の起伏が激しくなる」23.1% | 10位 | 「下痢」12.6% |
10位以下、複数回答 |
また、出産も同様、出産までの妊娠期間は、日々胎児の成長と共に母体にも変化。特に体軸に変化に起こりバランスを保つため、骨格(骨盤・脊柱)の形状に変化が現れます。この変化こそが脊柱の中を走行する中枢神経(自律神経)の滑走性を低下させ身体の痛みや体調不良を生じさせる原因となるのです。
体調不良で受診した病院で処方される薬、これを服用することは、身体の細胞を化学的に変化させることになり、これも同様脳へのストレスとなると言われています。
男性以上に仕事をこなす女性、家族のために休日もなく家事や育児に追われ働く女性。女性は男性以上にストレスを抱えることとなり、脳・神経の疲労を加速させます。
女性に多い冷え性も原因は腸の働きによるもので、ストレスを受けると胃や腸に症状が出ると言われています。その理由は、「腸は第二の脳」といわれ、脳の神経細胞が存在するからなのです。胃で消化され送られてきた食物を免疫作用で身体に有害な物質であるかどうかを判別し 腸、独自の機能で、肝臓や膵臓など他の器官に指令を出し取り除くことで、栄養吸収・造血作用・ホルモンの生成と免疫作用に大切な体温を作り出す役割を果たしています。腸の働きが悪いと体温も下がり免疫作用が低下し病気になりやすくなります。
女性らしい体形や受精卵が着床しやすい子宮内環境を整える、女性ホルモンは子宮の卵巣が脳(視床下部)から伝達された指令で抽出しているのですが、体温が下がるとその働きも低下してしまいますし、子宮も直接的なストレスで大きなダメージを受けることで婦人科系の不調や疾患つながりかねません
ストレスが身体の不調を生み、その不調が |
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慢性化した不調は、なぜ改善しないのか?